【TKC サポートインフォメーション】行政サービス・デジタル化支援 完全デジタル化で行政も住民ももっと便利に

2020年10月号Vol.120

【TKC サポートインフォメーション】行政サービス・デジタル化支援完全デジタル化で
行政も住民ももっと便利に

 行政サービスのデジタル化を支援するシステムとして、今年、「TASKクラウド マイナンバーカード交付予約・管理システム」「TASKクラウド スマート申請システム」を相次いで提供しました。
 TKCでは、以下の三つの考え方に沿って各種システムの企画・開発を進めています、

1 使いやすさを徹底し、可能な限りオンラインで完結

2 来庁が必要な手続きは、ICTで、業務の効率化・標準化を支援する

3 基幹系システムと一体的な整備で、住民サービスと業務効率向上の最大化を図る

 また、システム開発にあたっては、先進的に取り組む市区町村の協力を得て、職員を含めた利用者視点で住民サービスや業務の改善につなげることを目指しています。

業務の効率化へ
イメージ管理など機能強化

訓練の流れ

 「マイナンバーカード交付予約・管理システム」は、市区町村におけるカード交付・管理業務をトータルで支援するクラウドサービスです。8月末現在で、政令市を含む20団体以上にご採用いただいています。
 そして、今年10月に大きく二つの機能強化を図ります。

1 LINEから来庁予約

 LINEアプリからマイナンバーカードの申請・受け取り予約ができるようにします。住民は、市区町村のLINEアカウントに「友だち追加」するだけで利用でき、利便性が一段と向上します。

2 イメージ管理機能の提供

 交付したマイナンバーカードにかかる交付申請書は、受理した日から15年間の保存が省令で定められています。そこで、これらの資料をイメージデータで保管できる機能を新たに提供します。
 イメージ化された申請書や付属書類はTKCデータセンターで安全に保管され、カードの管理簿画面から照会できます。これにより、年々増加する申請書類の保管スペースを削減できるほか、迅速な問合せ対応を実現します。

使いやすく・迷わせない
手続きをオンラインで完結

 「スマート申請システム」は、行政手続きのデジタル化を実現する〝プラットフォーム〟に位置付けられるもので、8月の提供開始以来、多くのお客さまから問い合わせをいただいています。
 また、システム開発にあたっては大阪市様にご協力いただきました(本誌2~7ページ参照)。
 システムの特長は、以下の通りです。

1 利用者(住民、事業者)が分かりやすく、使いやすい

 利用者がストレスなく手続きできるよう、〈入力の省力化、誤りの防止〉〈申請状況の見える化」などさまざまな工夫を凝らしています。
 特に〈手続き検索〉では、目当ての手続きをすぐに見つけられるようにキーワード検索に加えて、カテゴリ、組織(部局)、利用者情報(年齢・性別)などでも検索できます。また、質問に答えるだけで必要な手続きを案内する「手続き判定ナビ」機能も搭載。
 オンライン申請ができないものも含めて制度の内容や受付期間、問い合わせ先などの案内が可能で、これにより手続き情報の一元化を図れます。

2 すべての行政手続きをオンラインで完結

 すべての行政手続きをオンラインで完結できる各種機能(オンライン認証・決済・交付)を搭載しています。加えて、来庁予約機能の提供なども予定しています。

手続きをオンラインで完結

さらなる利便性向上へ
基幹系システム連携も予定

 なお、現状ではすべての行政手続きをオンライン化することはできません。また、デジタル・デバイドの問題もあります。
 これらを支援するため、TKCでは〈待たせない・書かせない・迷わせない〉窓口サービスを実現できる「かんたん窓口システム」を提供しています。スマート申請システムとこれを組み合わせることで、すべての利用者がデジタル化の利便性を実感できる環境が整います。
 また、基幹系システム連携の研究・開発も進めており、こうした取り組みを通じて行政手続きの〝完全デジタル化〟に貢献してまいります。

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