ニュースリリース

クラウドコンピューティング時代見据え、TKCインターネット・サービスセンターを増強

 平成22年9月21日

 株式会社TKC(代表取締役:髙田順三/本社:栃木県宇都宮市/資本金:57億円)は、かねてより進めてきた「TKCインターネット・サービスセンター」(略称:TISC)の増強工事が完了し、9月20日より稼動を開始しました。

  これは昨今、地方公共団体や会計事務所、中堅・大企業向けに提供する「ASPサービス」などの利用数が急速に伸びていることから、当社のクラウドサービスの拠点であるTISCにおいて、従来のサーバルームよりも一段と強固な情報セキュリティ対策を施した第2サーバルームを新設するものです。

 これにより、TISCで保管・管理するお客さまのデータのうち、特に重要度の高いものについては、今後、新たなサーバルームへ順次移行します。 

 TISCは、平成15年10月、TKCのお客さま(地方公共団体、税理士・公認会計士とその関与先企業、上場企業を中心とした中堅・大企業)に対して、各種アプリケーションやデータストレージなど、ブロードバンドネットワーク社会に対応したサービスを提供する拠点として、栃木県内に開設したものです。
 このため、TISCは24時間365日の有人監視や生体認証装置によるサーバルームの入退室管理など万全なセキュリティ対策に加え、震度7にも耐える「免震構造」や「雷害対策」、コンピュータ等に悪影響を与える亜鉛ウイスカの排除、省電力およびライフサイクルCO2の削減といった環境配慮などにおいて、最新鋭の設備環境を整えました。 

 なお、第2サーバルームの新設にあたっては、情報セキュリティ対策を一段と強化したことに加えて、さらなる環境配慮にも取り組んでいます。 

「第2サーバルーム」の増設について

増床面積   338平方メートル(約102坪)
着工     平成22年7月
竣工     平成22年9月20日
設計・施工  鹿島建設
設備投資額  約3億円 

増設に伴う、セキュリティ対策の強化と環境配慮の取り組み

 〈セキュリティ対策〉
1.手のひら静脈による生体認証装置の採用

2.監視カメラ

3.電源ケーブル、通信ケーブルの保護
  「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準(第4版)」
  (情報セキュリティ政策会議)に準拠した「二重床」の採用

〈環境配慮〉

1.ホットアイルチャンバー空調方式の採用
  20~30%の消費エネルギーの削減効果を持つ最新の空調設備を採用

2.LED照明の採用 

TKCインターネット・サービスセンター概要

サーバルーム面積   3,750平方メートル
           (約1,136坪/第2サーバルーム含む)
地震対策       免震構造(震度7でも無被害)
雷対策        JIS規格に規定される外部雷保護(建物の保護)
           に加え、IEC(国際電気標準会議)で規定する
           内部雷保護システムに対応
中央監視システム   24時間体制で365日、正社員による有人監視
その他        電気設備の二重化
           非常用バックアップ発電機
           (発電機用燃料備蓄72時間分以上)
           超高感度煙検知システム
           窒素ガス消火システム     など

●ISO27001:情報セキュリティに関する認証

●18号報告書:TISCで運用している以下のASPサービスについて18号報告書を受領しています。
 法人電子申告システム(ASP1000R)
 連結会計システム(eCA-DRIVER)
 連結納税システム(eConsoliTax)
 税効果会計システム(eTaxEffect) 

●財団法人地方自治情報センター「LGWAN-ASPサービス接続資格審査」合格
 ファシリティサービス(平成15年10月20日審査合格)
 ホスティングサービス(平成15年11月28日審査合格)
 アプリケーションおよびコンテンツサービス(平成15年11月28日審査合格)

 以上 

 【ご参考】

●亜鉛ウイスカ
長さ数ミリ、直径2μmほどの亜鉛のヒゲ状結晶である「亜鉛ウイスカ」がコンピュータの内部に入り込み、やがて停止させてしまうのを排除するために、発生の可能性がある部材を使わず、また電源ケーブルの引き回しなどは部屋の上部を利用しています。
※詳細は、社団法人電子情報技術産業協会ホームページをご覧ください。

●ライフサイクルCO2
建築物の建設(資材製造を含む)から廃棄に至る使用期間全体の二酸化化炭素(CO2)の生涯排出量をいいます。地球温暖化の観点から、建築が地球に及ぼす影響を図る指標です。 

●手のひら静脈認証
手のひらの静脈による本人認証技術です。手のひらの静脈は本数が多く複雑なため、高精度の識別能力を発揮するとともに、血管が太いため寒暖に左右されにくい安定した認証が可能で、他の静脈認証と比べて優れています。また、個人ごとに異なる情報(静脈)パターンのため、偽造が困難で他人に悪用されることがなく、センサーに直接触れることなく認証が可能なため、衛生上の抵抗感が少ない生体認証方式です。

●ホットアイルチャンバー空調方式
「ホットアイル」とはサーバー・ラックの列で区切られたサーバー室内の空間のうち、サーバーの排熱だけを集めた空間を指します。

●外部雷保護/内部雷保護
「外部雷保護」とは、避雷針(受雷部)および設備のシステムにより、雷の大部分を建物内部や設備に侵入させないようにする対策をいいます。「内部雷保護」とは、防雷対策をくぐり抜けて侵入した雷から電気設備を保護するため、侵入経路ごとに雷サージを避雷器で低減させる対策をいいます。これらの対策により、建物はもとより、内部に設置してある電子機器への影響はまったくありません。

●18号監査(正式名称:公認会計士協会監査基準委員会報告書第18号「委託業務に係る統制リスクの評価」に基づく監査)
この18号監査の報告書は、金融庁の「内部統制実施基準」における「委託業務に関連する内部統制の評価結果を記載した報告書等」に該当し、委託会社が受託会社から入手して委託業務の評価の代替手段とすることができます。

●LGWAN-ASPサービス接続資格審査
総合行政ネットワーク(LGWAN:Local Government Wide Area Network)は、高度なセキュリティを維持した行政専用のネットワークのことです。また、LGWAN-ASPサービスとは、LGWANを介して地方公共団体へ各種行政事務サービスを提供するものです。LGWAN-ASPのサービス提供者となるには、財団法人地方自治情報センターへ「LGWAN-ASP参加資格審査」を申請し、セキュリティ体制など厳しい審査を経て、合格する必要があります。 

 

当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161
Eメール:pr@tkc.co.jp