事務所HP活用事例
医療関係者用のメニューをつくり「医業に強い事務所」をアピール
板谷一郎税理士事務所
板谷一郎(南近畿会奈良支部)
事務所ホームページ(HP)
http://www.tkcnf.com/upp/pc/
Q HPからの問い合わせはどの程度ありますか?
2005年にHPを開設してから約30件程度の問い合わせがありました。そこから仕事につながったのは年1回の確定申告や税務相談を入れて20件程度です。HPを見てご連絡いただくお客様は、すでにHP上の情報をしっかり見て比較検討されている方が多く、問い合わせから仕事につながる確率は大変高いです。若い方はもちろん、最近では中高年の方からの問い合わせも増えてきています。HPを見て、セミナー講師をしてほしいとの依頼もありましたね。
Q 医業を中心にサービスを提供されていると伺いました。HPコンテンツはどのような工夫をされていますか?
トップページに「クリニック開業無料個別相談」のバナーを配置したり、「病院・診療所の皆様へ」といったメニューを作ったりしています。HPの内容も、「何でもやります」ではなく「医業に強い事務所」をアピールするよう心がけています。ターゲットを明確にしたことで徐々に医療関係の方からの問い合わせも増えています。最近も開業前のドクターから「HPを見た」とご連絡を頂き、顧問契約を結ぶことができました。
Q HPを運用する上で意識されていることは?
関与先から、「優しそうな顔写真が掲載されていたので決めた」と伺ったことがあります。税理士というと「堅い」「厳しい」といった印象を持たれている方が多いようで、それを払拭するためにも笑顔の顔写真を掲載するようにしています。
また講師として参加するセミナーの情報も掲載していて、できるだけこまめな更新を心がけています。
Q 今後、HPを使って展開していきたいことはありますか。
地域を問わず日本中から問い合わせをいただける事務所になりたいと考えています。そのためにはインターネットを使ったPRは欠かせません。いまやHPはなくてはならないもの。医療関係者がチェックする情報サイトに広告を掲載しています。今後はツイッターやブログを使って積極的に情報発信し、ネット上で、当事務所の情報が自然とお客様の目に触れていくような形が理想です。現在のHPとは別に、医業に特化したサイトを作ることも検討しているところです。
住所:奈良県奈良市西大寺東町1-6-6
電話:0742-32-1020
(会報『TKC』平成22年11月号より転載)