事務所HP活用事例

HPで採用のミスマッチが未然に防げた

田口 操会員

田口 操会員

税理士法人田口パートナーズ会計
田口 操(東・東京会江戸川支部)


事務所ホームページ(HP)
http://www.taguchi-office.com/

Q ホームページ(HP)の役割はどのようなものでしょうか。

 直接的な問い合わせ獲得より、間接的な顧客拡大の面で効果があります。名刺にHPアドレスを記載しておけばHPへ誘導でき、より自分を売り込むことが可能になります。例えばラーメン屋さんは、「上質のにぼし・天然水使用」といったビラ配りでお店のこだわりをアピールします。そして1度食べてもらい、味がよければ口コミで広まる。このサイクルが繁栄につながりますから、まずは知ってもらうきっかけづくりが重要です。

Q HPの具体的な効果を教えてください。

 私の場合、採用面でかなりの成果がありました。1回の募集で20~30件の問い合わせがあります。事務所の方針や考え方などをHPに掲載することで、事務所の方向性にあった方が来てくださる確率が格段に高まり、結果的に双方のミスマッチを未然に防止できる。実際に入所してきた職員も「HPでイメージがつかめた」と言っています。新規の方との面談でも、事前にある程度の情報を得られた上で来所いただけるので、強力なバックアップとなっていると思います。

 またHP経由で、当事務所主催の「経営革新セミナー」に参加してくださった方もいらっしゃいましたし、セミナー講師の依頼をいただいたこともあります。映画「不撓不屈」の動画コンテンツを載せていた頃は、映画や小説に関する問い合わせもありましたね(笑)。

Q 全国会ニューメンバーズ・サービス委員会副委員長として、新入会員の先生方へメッセージをお願いします。

 気合いと行動力のある人が関与先拡大に成功しています。開業当初に一番重要なことは、自分の存在を知ってもらおうという気持ちを強く持つことです。そして存在を情報発信していく上で、最も効果的な手段の一つがHPです。携帯電話が流行し始めた頃、「年中電話を持つなんて」という人もいましたが、今では肌身離さず携帯するのが当たり前になっています。HPも同じだといえます。

 HPは初期投資。初期投資せずに関与先を増やすのは至難の業ですよ。とにかく自分から積極的に情報を世の中に発信していきましょう。


■税理士法人田口パートナーズ会計
 住所:東京都江戸川区中葛西3-37-3-3F
 電話:03-3869-0807

(会報『TKC』平成23年8月号より転載)