事務所HP活用事例
HPは関与先との「心のつながり」も生むツール
山下明宏会員
山下明宏税理士事務所
山下明宏(東京都心会新宿支部)
事務所ホームページ(HP)
http://www.tkcnf.com/yamashita/
Q HPに関するエピソードをお聞かせください。
平成10年頃、KFSを実践できる事務所体制となってから「インターネット上の名刺」としてHPを作成しました。当時、IT業界の方が「HPがないということは地球上に存在していないようなもの」とよくおっしゃっていましたね。当時は単なる事務所の紹介だけで、デザイン料を含め300万円以上かかりました。
Q 「HP毎月更新サービス」をご利用いただいていますが、いかがですか。
時代が下るにつれ、画面スクロールせずに見られる範囲内でのアピール方法や、クリックするボタンの配置・デザインなどユーザーインターフェイスやコンテンツの充実が課題となってきました。でもこれらをすべて自分で考えてHPを作るのは相当大変です。でも他の人のコンテンツを真似るのでは意味がない。しかも誤った情報は書けません。税務や会計のQ&Aを自分で作って調べて回答するという煩雑さ。独自色は出したいけれど、TKC会員としての目線も外せない。この辺りのバランスには相当悩んでいて、HPについての苦悩の日々が長く続きました。
それが「HP毎月更新サービス」導入で、標準的なコンテンツが自動更新される。ようやく解放されたと感じました(笑)。情報には鮮度や正確性が必要ですが、いちいちチェックしている暇はありません。「TKCお墨付き」の情報が自動更新されるのは大変ありがたい。コストパフォーマンスの良さも魅力です。
Q HPの効果をどのように分析しておられますか?
金融機関や知人から紹介いただくお客様は、面談前に必ずHPを確認されています。また名刺交換した後にHPを見てくださる方も多く、お付き合いが深まるようになります。ですからHPがご縁を結び、深めるともいえると思います。
Q 先生はブログを通したコミュニケーションも重視されているそうですね。
ブログは私の人となりを知ってもらうためのツールとして、3年半欠かさず更新しています。1年前、2年前と定点観測して考え方が変わっていればその分自分が成長した証しでもあるので、時々読み返しています。最初は不特定多数の人がいつどこで見るか分からないという抵抗感がありましたが、お客様に「ブログ読んだよ」と言ってもらえると、お客様と心がつながるような気がして連帯感の高まりさえ感じます。Webとリアルな活動との相乗効果が生まれている。これはIT時代の特徴だと思います。
住所:新宿区西新宿7-5-8 GOWA西新宿1F
電話:03-5925-2205
(会報『TKC』平成23年11月号より転載)