ユーザー事例

丸藤シートパイル株式会社 様

直感的な操作感が決め手 社内の電子取引保存を効率化

インボイス・マネジャー導入事例

電子帳簿保存法の改正による「電子取引データの電子保存」の義務化に対応するため、TKCの「インボイス・マネジャー」を採用された丸藤シートパイル株式会社。財経部の皆さまに当システムを採用されたポイントやその効果についてお話を伺いました。

御社の沿革について教えてください。

丸藤シートパイル株式会社 様

 『丸藤シートパイル』は、1926年(大正15年)に藤森良三氏が、小麦粉・砂糖の仲介業を目的に丸藤商店を創業したのが始まりで、まもなく100周年を迎えようとしています。現在の事業は、1923年に発生した関東大震災の復興のためにヨーロッパとアメリカから大量輸入された鋼矢板(シートパイル)を、藤森氏が使い捨ての資材とせず、どうにかして再利用できないかと考えたことに端を発しています。1954年にシートパイルの販売、賃貸および修理加工業に専業化。1963年の株式公開にあわせて創業の想いを記録するべく社名を丸藤シートパイルに変更しました。現在では、建設資材の専門商社として、ゼネコンを始めとする各建設業者様を中心に事業を展開しています。

インボイス・マネジャーの導入を検討した背景を教えてください。

 きっかけは、2021年の電子帳簿保存法の改正です。電子取引データの電子保存の義務化への対応が求められる中で、効率よく証憑を保存・管理するためにシステムの導入を検討しました。同年夏頃からJIIMA認証済みのシステムを中心に検討を開始。2021年12月に宥恕措置が発表されたことをうけ、一旦システム導入の検討をストップしていましたが、2022年末には検討を再開。宥恕措置が終わる2023年12月末までにシステムを導入し、2024年1月からのシステム運用開始を目指していました。

インボイス・マネジャーを採用されたポイントは、どこにあったのでしょうか。

 領収書や請求書などの証憑の受け取りは、他部門にわたるので、事務方や営業担当など多くの社員がシステムを利用することを想定していました。そのため、社員のITスキルの格差を考慮して、誰もが直感的に扱えるかどうかがシステム選定のポイントでした。インボイス・マネジャーは、その点で利用しやすそうで、システムのレスポンスも良好だと感じました。データもTKCのデータセンターで安全に保管されます。また、株式会社TKCとしての会社の事業継続性による信頼感もございました。さらに、システム・コンサルタントとして会計と税務の専門家であるTKC会員税理士にサポートしていただける体制は他のベンダーにないため、そういった信頼感や安心感がインボイス・マネジャーを採用した大きな理由です。

導入時のサービスに対する印象はいかがでしたか。

 システム・コンサルタントにより親身になってサポートいただけたので心強かったです。例えば、マスター登録の検討において困っていたところ、サンプルを使って分かりやすく説明していただきました。また、今回は特に法令の解釈が難しい部分があったため、専門家として的確なアドバイスがあり大変助かりました。

本稼働前の、社内教育における取り組みを教えてください。

 導入サービスの終了後、一部の部署で先行して利用を開始し、社内用のマニュアルとQ&A集を作成。その後、各拠点社員に対面、オンラインで計10回の研修会を実施しました。研修会後には、システムの操作に関する質問よりも保存書類の範囲などの運用に関する実務的な質問が多く挙がりましたので、これらを社内用のマニュアルやQ&A集にも反映させていきました。

電子取引の件数について教えてください。

 1月の保存枚数は約500枚でした。一番多かった書類の種類は、請求書で200件余りありました。その他、見積書、支払通知書などもインボイス・マネジャーで保存しています。

インボイス・マネジャーを利用してみての感想をお聞かせください。

 自社の運用に対応できるマスター設計の自由度の高さと直感的に運用できる点が魅力です。さらには、保存された証憑の確認業務において、サムネイルが表示されるので非常に便利です。システムの選考ポイントとしていた“利用しやすさ”という点でも、システムの操作で困ることがほとんどなくて満足しています。

今後の活用については、どのようにお考えでしょうか。

 現在は電子取引データ保存の義務化への対応で精一杯ですが、いずれはスキャナ保存制度にも対応し、紙の書類を横断的に保存・閲覧・確認できるようにしたいと考えています。保存すべき書類の管理は各部署に任せておりますが、まずは確実に電子保存していくことを徹底し、社内での理解を深めてから徐々に進めていきたいと考えています。

会社概要

丸藤シートパイル株式会社

設立
1947年9月
従業員数
494名(連結) ※2024年3月期
売上高
345億円(連結) ※2024年3月期
所在地
東京都中央区日本橋本町3丁目7番2号 MFPR日本橋本町ビル
URL
https://www.mrfj.co.jp/
丸藤シートパイル株式会社
掲載の内容、および当社製品の機能、サービス内容などは、2024年2月現在のものです。
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