事務所HP活用事例
「無色透明」ではなく自分のカラーを前面に打ち出そう

芋月章二会員
いもづき税理士事務所
芋月章二(南近畿会和歌山支部)
事務所ホームページ(HP)
http://imoduki.tkcnf.com/
Q HP開設の効果はありましたか?
HPを開設して4年になります。HP経由で問い合わせが8件、成約が2件です。決して多い数ではありませんが、当事務所に合った関与先にめぐり会えたと満足しています。
Q HPにおける「こだわりポイント」を教えてください。
トップページ掲載の私の写真は、プロのカメラマンに撮っていただきました。当事務所を知っていただいてから実際にお客様となっていただくまでにはさまざまな段階があると思いますが、やはり第一印象として、お客様を担当する税理士の写真は重要なものと考えたからです。
Q HPの活用方法についてお聞かせください。
「TKCプログラム・ダウンロード」サービスは便利で重宝しています。今まではプログラム更新の都度CD-ROMを持って関与先を訪問していましたが、今では事務所HPからダウンロードできるので、監査時に私が更新したり、関与先自身で更新を済ませておいてくれたりします。特にPX2のダウンロードは年末調整の際、手間が省けて時間を有効に使えるようになりました。会計事務所にとっても大変メリットがあると思います。
Q これからHPを立ち上げられる方へアドバイスをお願いします。
HPはあって当然で、作らないのは大きな機会損失になると思います。先日、ニューメンバーズ会員向けの研修講師を務めた際に、「何の業務を得意としていて、どのような仕事がしたいのか」ということをHPで前面に打ち出すべきだとのお話をさせていただきました。HPは「無色透明」ではなく、自分のカラーを打ち出すことこそが重要です。そうして独自色を出すことで事務所の考えも伝わりやすいですし、進むべき方向が見えてきます。結果として自分の方向性や理念がHPに凝縮されるので、より自分の考えに合った社長さんに共鳴してもらうことができるのではないかと思います。
また、名刺やチラシにQRコードをつけるのは営業ツールとして賢いですよね。「営業活動」→「HP」→「深い認知」という図式が成り立っている現在、QRコードは会合等で知り合った方とこれからの関係を構築していくには最適だと思います。IT技術が進歩しても最終的には「face to face」ですが、その機会を増やすためにもインターネットや新ツールを徹底活用し、自分のスタイルに合ったアピール方法を構築していきましょう!
住所:和歌山県西牟婁郡上富田町生馬941-11
電話:0739(47)2523
(会報『TKC』平成23年5月号より転載)