会計関連
「遡及処理基準」の論点整理
TKCシステム・コンサルタント
公認会計士 中田 清穂
いよいよ2011年4月以降に変更する会計処理や誤謬について、「遡及処理基準」が適用されます。従来の日本の会計慣行にはなかった考え方も多く、その論点さえ十分に整理されていない企業も多いようです。このコラムでは、「遡及処理基準」の重要な論点を整理し、解説します。
企業会計基準第24号「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」(以下、本コラムでは「遡及基準」といいます)では、過年度に遡及するかどうかを整理するにあたって、以下の4つの項目に整理しています。
- 2011.02.21 「遡及処理基準」の論点整理 第5回 金商法の遡及処理と会社法及び税法との関係
- 2011.02.07 「遡及処理基準」の論点整理 第4回 原則的な取扱いが実務上不可能な場合の取扱い
- 2011.01.24 「遡及処理基準」の論点整理 第3回 IFRSにおける遡及の考え方
- 2011.01.11 「遡及処理基準」の論点整理 第2回 前期財務数値の位置づけと監査意見
- 2010.12.13 「遡及処理基準」の論点整理 第1回 会計処理の変更か見積りの変更か